代表印と社長

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代表印を押すときの社長の心境というものは、結構厳しい責務の中で、重圧をかかえて押すのではないでしょうか。自分ひとりの責任では済まされないところがあります。

今、日本ではTPPに調印するかしないかで悩み抜いています。工業会からはTPPに調印しないと日本の工業は壊滅だ!と迫られるし、かといってTPPに調印するなら日本の農業会などからは、調印したら日本の農業は壊滅だ!と迫られる。日本の首相も悩みぬいているでしょう。
一家の主であるお父さんも、マイホームの購入に関しては、本当にこのローンでやっていけるのだろうか、押印して大丈夫か、と悩みぬいて押印するものです。社長さんとて同じこと。それ以上かもしれません。まして大きな会社になるほど重圧がかかってくることでしょう。
それで代表印を押すときは押す前に時間が必要なのです。たとえ1秒でも2秒でも、その間に電話でもかかってきてくれたら、助かるのにと思いながら時間稼ぎしたい気持ちなのかもしれません。その時間稼ぎにもってこいと言わんばかりに役に立つのが、印鑑の上下確認です。印鑑を押す前に、あれ、どっちが上だっけ?とバカなぼやきを言いつつ、その間に未来のことをしっかり考えている。それが上下確認の時間稼ぎです。
全国の社長さんたちはそうなさっているのでしょうか。でもほかにも時間稼ぎの方法は無くはありません。たとえば、トイレに立つ。トイレでじっくり考えて、気持ちをすっきりして、場合によっては、この話はちょっと待ってくれということもできるようになるでしょう。

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